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柏崎刈羽原発安全系ケーブル・・全7基の1000本超で違反

 東京電力は11月30日、柏崎刈羽原発1〜7号機(新潟県)全てで、中央制御室床下などに敷設されている安全設備関連のケーブルが規制基準に違反し分離されていなかったと発表しました。これまで6、7号機で見つかっていましたが、違反状態のケーブルは7基で少なくとも計1049本に上っています。

 規制基準では、火災の影響を軽減するために、安全系ケーブルの敷設には一般ケーブルとの間に分離板などを設置して、延焼を防止することが求められています。東電の報告では、問題のあったケースで、発注時に具体的な要求を施工業者にせず、工事現場でもケーブルが適切に施工されているかを確認していなかったなどとしています。

(「しんぶん赤旗」2015年12月1日より転載)