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女川原発 安全性問う・・仙台市民らがシンポ

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「市民による女川原発の安全性を問うシンポジウム」のチラシより(引用=山本雅彦)

 東北電力が女川原発2号機の適合性審査を申請し再稼働へ進もうとするなか、仙台市内で11月23日、「市民による女川原発の安全性を問うシンポジウム」(主催・同実行委員会)が開かれ、530人が参加しました。

 原子炉格納容器の設計者だった後藤政志さんは、原子炉格納容器は最悪のシビアアクシデントを想定せずに成立しており、炉心溶融後の事故進展を抑えられないと指摘。「再生エネルギーヘ全力でシフトすべきです」と強調しました。

 原子力プラント技術者の小倉志郎さんは、原子力規制委員会の審査は安全を保証するものではないとして「住民が求める安全と電力会社がいう安全は質が違う。私たちの考える安全をつきつけよう」と呼びかけました。

 東京大学の井野博満名誉教授は、原発は事故被害が巨大になる「異次元の技術」と強調。「再稼働の是非は市民社会が判断すべきであり、その協議の場がつくられるべきだ」と訴えました。

 「女川原発の両稼働を許さない! みやぎアクション」の篠原弘典さんが女川原発再稼働問題の経過について、日本共産党の高野博女川町議が震災時の女川原発の被災状況について報告しました。

(「しんぶん赤旗」2015年11月24日より転載)