「原発やめて未来を守れ」「再稼働反対」…。首都圏反原発連合(反原連)は11月6日夜、首相官邸前抗議行動を行いました。「核燃料サイクル」が破たんし、放射能汚染水漏れなど原発の危険が浮き彫りになっているのに、原発再稼働を推進する安倍晋三政権。1100人(主催者発表)の参加者は、抗議の声を突きつけました。
ドイツから里帰り中の女性(35)は、夫と1歳8カ月の息子と参加しました。「本来、被災者の救済に使われるべきお金が原発に使われているのは腹立たしい。もう原発は斜陽産業。やめるべきです」
東京都台東区の男性(61)は「『もんじゅ』の状態を見れば核燃料サイクルが破たんしたことは明らかなのに、原発から利益だけ考えて続けようとする。敦賀2号機も専門家の意見を聞こうとしない。許せない。原発を止めるにはこうやって行動するしかない」と語ります。
東京都江戸川区の会社員の男性(30)は仕事帰りに駆けつけました。「東京電力福島第1原発事故で原発が危険なことははっきりしたのに、動かそうとするなんて、おかしい。おかしいと感じたことを声に出し続けていきたい」
東京都中野区の男性(73)は「“原発は絶対安全”といって原発を続けてきて、福島原発事故が起きた。国民の声を聞かず、国民の命や暮らしを軽く見る安倍政権のやり方を許すわけにはいきません」と話しました。
日本共産党の藤野保史衆院議員が参加し、国会正門前でスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2015年11月7日より転載)