四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の再稼働に反対する全国集会が11月1日、松山市の城山公園で開かれました。主催は伊方原発をとめる会。各地から約4000人が参加し、「原発再稼働ゆるさん」と書かれたプラカードをいっせいに掲げました。
山下和彦伊方町長と中村時広知事は10月、再稼働への同意を表明。年明けにも再稼働が狙われています。
とめる会の草薙順一事務局長は「再稼働は理性も倫理も投げ捨てた行為だ。住民を不安のどん底に閉じ込めるもので断固反対する」とあいさつしました。
北海道から鹿児島まで各地の原発とたたかう人たち、福島からの避難者らが訴えました。
さようなら原発1000万人アクションの鎌田慧氏らも訴え。原発をなくす全国連絡会の長瀬文雄氏は「県民も国民も再稼働に同意していない。民意を無視する政権に未来はない」、首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフ氏は「安倍政権の暴走を止めないと原発は止まらない。安倍政権ノーの結集軸でたたかう」と語りました。
日本共産党の笠井亮衆院議員、社民党の吉田忠智党首、民主党の菅直人元首相が登壇し、笠井氏は「命よりも財界のもうけを優先して原発にしがみつく安倍政治を一刻たりとも続けさせるわけにはいかない」と述べました。
春名なおあき参院比例予定候補が参加しました。
3人の子どもを連れて来た市内の女性(34)は「子どもたちに原発事故でつらい思いをさせたくない」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2015年11月2日より転載)