東電は8月17日、東京電力福島第1原発事故で避難指示が出ている福島県川俣町の山木屋地区で、避難解除に向けた長期宿泊を8月31日から3ヵ月間実施すると正式に決定しました。長期宿泊が終わる11月までに住民や町などの意見を聴取し、避難解除の可否を判断します。
対象は避難指示解除準備と居庄制限区域の計555世帯1193人(8月1日時点)で、政府は住民の1〜2割が参加するとみています。7月18日に始まったお盆の特例宿泊には、26世帯61人(8月16日時点)が登録しています。
長期宿泊は南相馬市と葛尾村の一部でも31日から3ヵ月実施されます。
(「しんぶん赤旗」2015年月8日19より転載)