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桜島 噴火警戒レベル4・・川内原発「特別対応せず」

 鹿児島県・桜島の噴火警戒レベルが4(避難準備)に引き上げられた8月15日、九州電力は稼働中の川内原発1号機について「特別な対応は考えていない」としました。

 九電によると、川内原発は桜島から約50キロの距離にあります。再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査では、噴火による降灰を最大15センチと想定し、フィルターの設置などの対策によって″安全性は確保される″と説明し、規制委も了承。しかし、火山学者から想定や対策が不十分と指摘されています。

 川内1号機は14日には発電と送電を開始しており、今後出力を順次上げる予定。

 川内原発の周辺には過去に巨大噴火を起こしたカルデラ(大きなくぼみ)があり、危険性も指摘されています。九電や規制委は今後数十年間に発生する可能性は十分に低いと判断。しかし、異常判定の判断基準や使用済み核燃料の搬出先、搬出方法は決めずに再稼働しました。

(「しんぶん赤旗」2015年8月16日より転載)

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