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初参加者が見た福島・・大震災・青年ボランティアセンター/民青同盟

被災者(左端)の話を聞く島袋さん(右から2人目)のグループ=5月5日、福島市
被災者(左端)の話を聞く島袋さん(右から2人目)のグループ=5月5日、福島市

 日本民主青年同盟中央委員会が主催した東日本大震災・全国青年ボランティアセンター(第8次)の活動が5月6日までに終了しました。初参加者が見た福島の現状は─。

(菅野尚夫)

沖縄の島袋恵裕さん(28)置かれた状況は共通・・現状伝えていく

 沖縄県から初参加の島袋恵裕(しまぶく・けいすけ)さん(28)は、「ニュースでしか知らない福島を一度は訪れたいと思っていました」といいます。

 兄の島袋英吉さん(当時20)を亡くした辛い体験がありました。兄は、2006年11月に陸上自衛隊真駒内駐屯地(札幌市)で「徒手格闘」の訓練中に意識不明となり、翌日死亡しました。事件をめぐり、両親が起こした国家賠償請求訴訟で、国に賠償を命じた判決を勝ち取りました。

 そんな体験や沖縄の米軍基地のことから島袋さんは「福島県と沖縄県の置かれている状況は共通する」といいます。

 「人は、いくら明るくしていても忘れられない悲しみを持っている。命の問題が軽んじられています。政府は、国民が基地建設反対を訴えても辺野古に造ろうとする。原発反対、再稼働反対を訴えてもないがしろにしようとする。人権が侵害されている点で、福島と沖縄は共通しています」と、福島への連帯の思いを語ります。

 「被災者は、狭い仮設住宅に4年間も閉じ込められ、我慢している。1日も早くどうにかしないといけないと思いました。復興が遅いのも福島は切り捨てられているからだと思います。福島の現状を沖縄で伝えていくことが大切だと痛感させられました」

中国人留学生の女性(23) 放置された町に衝撃・・国は間違っている

 中国からの留学生の女性(23)は、案内ビラを見て参加しました。

 福島県のいわき市、広野町、富岡町など沿岸部のフィールドワークと仮設住宅で避難生活を余儀なくされている被災者の聞き取り調査に加わりました。

 4年を過ぎていまだに放置されたままの富岡町の惨状を目の当たりにして「本当に衝撃でした。国は何を優先すべきか間違っている」といいます。

 仮設住宅では、ストレスで耳が聞こえなくなった被災者の話を聞きました。

 「政府の冷たさに(被災者は)絶望している気がします。原発をやめさせて、除染して、福島を助けて立ちなおす」ことだと言います。

 「みんなの安全が第一です。全世界で原発は要らないです。日本は深く考えて原発輸出を進めないでほしい。ひどすぎます」と、日本政府の原発推進を批判します。

 「地震は自然災害ですが、原発は人為的に作られたものです。福島を苦しめました。原発がなくても強い日本人はちゃんと生きていけると思います。中国に帰ったならば絶対にみんなに福島のことを話します」と、原発ゼロを訴えていました。

(「しんぶん赤旗」2015年5月8日より転載)

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