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子ども議員が提案 福島・飯舘村「みらい議会」・・復興願い 宿泊ツアー・地元木材でアスレチック

(写真)提案する子ども議員=2月6日、福島市飯野町の飯舘村仮役場
(写真)提案する子ども議員=2月6日、福島市飯野町の飯舘村仮役場

 東京電力福島第1原発事故で全村避難している福島県飯舘村で、子どもたちが議員になって村の将来を考える「みらい議会」が2月6日開かれました。

 村が仮役場を置く福島市飯野町の議場で、川俣町にある仮設校舎で学ぶ村の三つの小学校の6年生36人が議長、議員などを務め、菅野典雄村長らが質問に答えました。

 草野小学校の児童は、自然を楽しみながら村の全域を走り、「のんびり参加」もできる自転車競技「ツール・ド・飯舘」の開催プランを提案しました。

 菅野村長は「夢のある提案をありがとう。村の復興計画では花に囲まれた、道の駅や交流館をつくるけど、そこをメーン会場にしたらいいですね」と答えました。

 臼石小学校の児童は、村のよさを2泊3日で見学、体験できる宿泊ツアーを提案しました。

 登山、天体観測、野菜の収穫体験など具体的な提案に、菅野村長は「村の観光資源、魅力をよく勉強しているなと感心しました。全国から多くの人が参加してくれるでしょう。飯舘村を大好きになってくれる人をいっしょに増やしましょう」と答えました。

 飯樋小学校の児童は、村の木材を使った自然のアスレチック、臼石小学校の児童は村の特産品を景品にする「いいたてむらスタンプラリー」を提案。計6人が提案しました。

 みらい議会はことしで2回目。昨年提案があった「道の駅」構想は同年6月策定の村の復興計画第4版に新たに盛り込まれました。

(「しんぶん赤旗」2015年2月7日より転載)

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