東京電力は福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、7月30日午後9時53分ごろに第2セシウム吸着装置(サリー)のポンプで警報が発生し、運転が停止したと同日、発表しました。
同原発では、原子炉建屋、タービン建屋の地下にたまっている大量の高濃度放射能汚染水に含まれる放射性物質を低減するため、くみ上げて集中廃棄物処理施設に移送し、セシウム吸着装置、淡水化装置で処理した後、淡水化された水を原子炉へ注水し、廃液をタンクに貯蔵しています。
31日に警報発生の原因を調べたところ、セシウム吸着塔の圧力を計測する装置が故障していることがわかりました。装置を交換した上で、1日に運転を再開する予定といいます。