日本共産党の笠井亮議員は4月17日の衆院原子力問題調査特別委員会で、九州電力の川内原発などの再稼働に向け原子力規制委員会が行っている「適合性審査」では、電力会社が使う解析コード(コンピュータプログラム)と違った解析コードを使うべきだと求めました。
電力会社は原発で重大事故が起きても安全対策がとれていることを解析コードによってシミュレーションしています。
笠井氏は、原子力規制委員会の田中俊一委員長が前回の委員会で、「別途の解析」をやっていると答弁したことについて、「電力会社と別の解析コードを使うクロスチェック解析のことなのか」とただしました。田中委員長は電力会社と別の解析コードを使用しているかどうかについては答弁を避けました。
笠井氏は「徹底した審査というなら、クロスチェックを行い、解析コードの名前や原発の中でのどういう現象を対象にしたかなどを明らかにするべきだ」と強調しました。