和歌山県の「子どもたちの未来と被ばくを考える会」は16日、「原発事故から14年 福島からの報告」を和歌山市で開きました。
講演した「いわきの初期被曝(ひばく)を追及するママの会」の千葉由美代表は、原発事故による福島県いわき市の汚染状況を市の許可を得て学校や公園などの放射線量や土壌汚染を測定し、その結果をまとめ対応を行政と協議する同会の活動を紹介しました。
放置された高濃度汚染の土のう袋を原発事故から10年たって公園で発見したことを告発するとともに、子どもの甲状腺がんの多発など原発事故による健康被害について「黙っているわけにはいかない。国、県、東電が被害を拡大した」と怒り、「原発事故は過去のことではない」と運動の発展を訴えました。
(「しんぶん赤旗」2025年2月18日より転載)