ふくしま復興共同センター(野木茂雄代表委員)と福島県革新懇(佐藤政男代表)は25日、政府の「第7次エネルギー基本計画(案)」学習会を福島市で開き、60人が参加しました。
原発問題住民運動全国連絡センターの伊東達也代表委員が同案の問題点を講演しました。これまで掲げてきた「可能な限り原発依存度を低減する」との規定を投げ捨て、原発の「最大限活用」を明記したことが特徴と指摘。「福島事故を反省し、教訓にする」というのは言葉だけであり、県民を愚弄(ぐろう)するものだと強く批判しました。
電力構成の2040年度目標で原発が2割程度とされていることについて、稼働原発を今の3倍にしなければ2割にはならず、老朽原発も動かすなど無理を重ね、「間違いなく大事故発生をくり返す危険を格段に増やすことになる」と強調。原発推進は企業献金にまみれて「公正さがない」と批判しました。
日本共産党の岩渕友参議院議員が国会報告し、「市民運動と国会論戦を結んで奮闘します」と述べました。
(「しんぶん赤旗」2025年1月28日より転載)