青森市で30日、「核ゴミいらない青森フォーラム」が開かれ、県内外から250人が参加しました。主催は「核のゴミから未来を守る青森県民の会」とNPO法人・原子力資料情報室です。
参加者は、反原発・核燃運動に取り組む多彩な人たちの発言や講演を通して、国の原発・核燃政策や行き場のない核のゴミをめぐる問題について交流しました。
「核燃料サイクルの破綻・40年間の検証。原発・再処理・むつ中間貯蔵は×(バツ)」と題したパネルディ スカッションでは、県内の農業者や各運動団体から6人のパネリストが登壇。核燃料サイクル政策の歴史や、六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場の現状、運動をどう次世代に引き継いでいくかなどをテーマに意見交換しました。
「核燃サイクルの破綻は明らかであり、原発を動かせば動かすほど核のゴミの問題は避けては通れなくなる」「原発に比べて、核燃の問題はまだまだ知られていない。関心を強めてもらう運動が必要」などパネリストたちの発言に、会場の参加者も真剣に耳を傾けていました。
参加者は、これ以上核のゴミを出さないために、あらゆる原発の廃炉と核燃サイクルの廃止に向け力を合わせることを確認し合いました。
(「しんぶん赤旗」2024年12月1日より転載)