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浜岡原発見学会やめよ/三重3町議会中電提案 県民会議が要望

 中部電力が、三重県の3町議会に対して浜岡原発(静岡県御前崎市)の見学会を提案していたことが発覚しました。「原発なくせ三重県民会議」は8日に中部電力株式会社三重支社を訪れ、見学会への招待を取りやめることを求める要請書を提出しました。

 この問題は、日本共産党三重県委員会の独自調査で明らかになりました。中電が芦浜地区への建設を計画し、住民らの粘り強い反対運動によって2000年に白紙撤回された芦浜原発の建設予定地周辺自治体である、大台・明和・度会の各町議会議員に対して「浜岡原発見学会」を案内していました。

 「原発なくせ三重県民会議」が行った要請書では、中電が芦浜原発建設予定地の所有をいまだに放棄せず、芦浜予定地までわずか20キロ地点まで50万ボルト設計の大容量送電線を確保していると指摘。「政府の原発回帰の方針にのっとり、芦浜原発の建設計画を水面下で推進しようとしている動きの一部が『浜岡原発見学会』として表面化した」と訴え、見学会の招待取りやめを求めています。

 その上で、「芦浜予定地での建設阻止闘争では地元住民の間に深い傷痕を残していることに中電がまず謝罪すべきである」と強調しています。

(「しんぶん赤旗」2024年11月14日より転載)