東北電力は4日、13年ぶりに再稼働させた女川原発2号機(宮城県)を午前8時36分に停止させたと発表しました。原子炉内の状況を示す計測器の搬入作業でトラブルがあったためで、詳しい原因を調査します。
女川原発は、事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)で、2号機は先月29日に原子炉を起動し、東日本大震災以来13年ぶりに再稼働。発電開始に向けた作業を進め、今月1日にはタービンを起動させたところでした。
トラブルがあったのは、原子炉内の状況を示す「中性子検出器」の補助計器。電動での出し入れができなくなり、手動で回収しました。原子炉に異常はないといい、東北電は計器本体や出し入れする装置などに何らかの問題があるとみて原因究明を進めます。
(時事)
(「しんぶん赤旗」2024年11月5日より転載)