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核ゴミ持ち込むな/青森 県民集会・デモでアピール

太鼓を鳴らし、デモ行進でアピールする参加者=16日、青森市

 青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設に、東京電力・柏崎刈羽原発(新潟県)から使用済み核燃料が搬入されようとしている問題で、搬入に反対する県民集会が16日、青森市で行われました。

 主催は「核のゴミから未来を守る青森県民の会」です。

 同会の阿部一久共同代表は、核燃料サイクル自体が不透明な状況の中、一度使用済み核燃料が運び込まれたら50年の貯蔵期間後も青森県に留め置かれることが危惧されると指摘。「核のゴミ捨て場にさせないために、今を生きる私たちが力を尽くそう」と呼びかけました。

 集会では、むつ市をはじめ県内の反原発・核燃団体から、搬入を許さないたたかいへの決意が語られ、柏崎刈羽原発の反対運動に取り組む新潟県の参加者からも連帯あいさつがありました。

 日本共産党から青森県議団3人が参加。安藤晴美県議団代表は、「使用済み核燃料が運び込まれるということは、原発の再稼働を許すことになる。力を合わせ、国の原発・核燃政策に追随する県政でいいのかとただしていきます」と表明しました。

 集会後、参加者はデモ行進で「中間貯蔵は永久貯蔵」「持ち込む先はどこにもない」と元気なアピールを繰り広げました。

(「しんぶん赤旗」2024年6月17日より転載)