青森県大間町で23日、大間原発の建設中止をアピールする「大間原発反対現地集会」(主催=同実行委員会)が開かれ、県内各地や北海道など全国から約200人が集まりました。
大間原発の建設工事が始まった2008年から、隣接する共有地(大間原発に反対する地主の会所有地)で開催されている同集会は、今回で15回目です。
集会では、各地で反原発・核燃運動に取り組む市民がリレートーク。下北半島に原発や軍事施設が集中する現状や、岸田政権による原発推進等5法の強行やALPS処理水(汚染水)の海洋放出問題への怒りの声が上がりました。
原発核燃をなくす下北の会・事務局長の横垣成年さんは、「原発だのみの街づくりは他力本願。長くはかかるけど、地域を良くする一番の近道は脱原発」と訴えました。大間原発訴訟の会・竹田とし子さんは「原発はいらないの声を大きくしよう。政治を変えよう」と呼びかけました。
集会後、参加者はジリジリと照り付ける太陽の下、ノボリや横断幕を掲げ町内をデモ行進。日差しでキラキラと光る津軽海峡を横目に、歌を歌い、太鼓の音を響かせながら「原発いらない」「原発つくらず、未来をつくろう」とコールし、大間町内を練り歩きました。
(「しんぶん赤旗」2023年7月25日より転載)