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燃料デブリ検知 水中ロボで調査・・福島第1原発

 東京電力は12月6日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器内部で、事故により溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)を検知する水中ロボットを使った調査を開始しました。ロボットに付けた放射性物質の種類を検知するセンサーで、約4日間かけ8カ所を調査。その後2~4週間かけ、検知した結果を基に、デブリの状況を評価します。

 デブリ取り出しに向け、東電が2月から開始した1号機の原子炉格納容器内部調査の後半部分に当たります。これまで、カメラが搭載された水中ロボットを投入し、デブリの可能性がある堆積物のほか、一部の鉄筋が露出した損傷箇所を確認しました。

 今後も複数の水中ロボットを使い、堆積物のサンプリング調査を実施するほか、原子炉圧力容器を支える台座の内側の損傷状況などを調べます。調査は来年3月末ごろまで続く見通し。(時事)

(「しんぶん赤旗」2022年12月7日より転載)