11月2日に福島市(荒川運動公園)で開かれる「なくせ!原発 安心して住み続けられる福島を! 11・2ふくしま大集会」(同実行委員会主催)にむけて、保守層も含めた「オール福島」のとりくみや全国の連帯が広がっています。
市田書記局長が参加
同集会は「『収束宣言』を撤回し、国の責任で放射能汚染水問題の解決を」「徹底した除染と完全賠償を」「すべての福島原発の廃炉を」と訴えるものです。県女性団体連絡協議会の元会長、JA福島や県漁協の女性部会長、大学教員・元学長や宗教者、弁護士など多彩な21人の呼びかけ人が名を連ねます。
呼びかけ人のひとり、JA福島女性部協議会の大川原けい子会長は「原発事故や汚染水問題で、私たち県内で農業をする人間は大きな被害を受けています。二度とこんなつらい思いをほかの人たちにさせないため、原発には反対です。事故を風化させないためにも、力をあわせて訴えていきます」と語ります。
著名人が賛同
女優の倍賞千恵子さん、脚本家の小山内美江子さん、音楽評論家の湯川れい子さんら、約130人が集会に賛同。「子どもたちのために、私たちのために、原発ゼロ!!」(作家の山崎朋子さん)などのメッセージが寄せられています。
1万人が参加した2011年10月の「なくせ原発! 10・30大集会in福島」を超える規模での集会成功をめざし、実行委員会はさまざまな取り組みを強めています。
会場周辺の商店を1軒ずつ訪問し、店頭に集会ポスターの張り出し、案内ビラを置くことをお願いしてまわりました。福島駅周辺の店では店長が「本来ならこういうものの掲示は本部に聞かなければいけませんが、原発をなくす集会なら、私の判断で張り出します」と快諾してくれました。多くの商店で好意的に受け入れられ、集会成功への期待と連帯が広がっています。
集会案内のため会場周辺の町内会長を訪問して、協力を要請すると、集会のビラと参加呼びかけを町内の回覧板でまわしてくれることになりました。
自治体も協力
県内各地の自治体にも協力を呼びかけています。すでに浪江町、双葉町、国見町の町長からも賛同のメッセージが寄せられ、集会当日は浪江町の町議会議長が参加して発言します。日本共産党からは市田忠義書記局長が参加します。
北海道、東京、大阪など、全国各地からも大型バス25台、マイクロバス2台(25日時点)での参加が予定されています。
会場内には交流テントが設けられ、浪江、楢葉、南相馬、飯舘などの避難者同士の交流、「原発ゼロ」や除染の取り組み交流、賠償問題の相談会、健康診断、飲食など、約75の出店を準備しています。
集会のあと行われるアピールパレードは、福島駅や県庁をめざし2コースを歩きます。青年らによるサウンドデモも予定されています。
実行委員会の野木茂雄事務局長(福島県労連事務局長)は「集会を成功させ、除染、賠償、廃炉、汚染水問題を国の責任で解決させる大きな転機にし、県民の願いが実現できる局面を切り開きたい」と語っています。
なくせ!原発 安心して住み続けられる福島を! 11・2ふくしま大集会
会場・福島市柳町 荒川運動公園
午前11時 交流テント
午後1時 大集会
2時15分 アピールパレード
ホームページ=http://11-2fukushima.sakura.ne.jp/