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福島第1トリチウム6700ベクレル検出・・漏えいタンク東の新井戸/海近くの井戸、最高値検出

東京電力福島第1原発の貯蔵タンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は11月5日、漏れたタンク東側の観測用井戸で3日に採取した地下水から、放射性物質のトリチウムが1リットル当たり6700ベクレル検出されたと発表しました。東電によると、この井戸は漏れたタンクから海側に約40メートルの排水口わきに位置しており、地下水が採取されたのは初めて。

東電は汚染水の抑制対策として、タンクから130~40メートル海側に別の井戸を掘り、地下水が原子炉建屋に流れ込む前にくみ上げ、海に放出する計画を立てています。

タンク付近では、タンクから北側15メートルに位置する観測用井戸で、10月中旬に同79万ベクレルのトリチウムが検出されています。

海近くの井戸 最高値を検出 トリチウム

東京電力は11月5日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)海側観測用井戸で10月31日に採取した地下水から、1リットル当たり44万ベクレルのトリチウム(3重水素)を検出したと発表しました。この井戸では先月下旬から調査して以降、最高値。

井戸は1、2号機間にあり、近くにある別の井戸の地下水からも高い濃度のトリチウムなど放射性物質が検出されています。

東電は、1、2号機間の岸壁から地下水に混入して放射性物質が海に流出するのを防ぐ対策として、護岸に沿って水ガラスを地中に埋め込んで遮水壁をつくる工事を進めています。

今回、高濃度のトリチウムを検出した井戸は遮水壁の内側にあります。

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