島根県出雲市で14日、日本共産党の笠井亮衆院議員を迎えた演説会が開かれました。笠井氏は1増の2議席をめざす4月4日告示(11日投票)の同市議選や総選挙での党躍進で野党連合政権を実現し、30キロ圏内にある中国電力島根原発(松江市)について「2号機の再稼働を中止させよう」と呼びかけました。
笠井氏は野党が国会に提出している原発ゼロ基本法案について「電力、さらに脱炭素も原発ゼロでやれます」と紹介。党が出雲市議会でも原発の危険性を告発できるのも「電力会社などの献金を受け取らない党だから原発ゼロでぶれない」と語り、現職の、ごとう由美、新人の吉井やすみ両氏を押し上げ、政権交代への勢いをつくろうと訴えました。
大平よしのぶ前衆院議員・衆院中国ブロック比例代表候補は島根原発のすぐそばにある活断層などの問題を示し、「市議選、総選挙での党躍進で再稼働を許さない審判を下そう」と呼びかけました。
むこせ慎一衆院島根2区候補も訴えました。
市内にある島根大学医学部の学生、小内(おない)ゆいさん(29)が登壇し、コロナ禍の学生への食料支援や学費半減の公約に期待を表明。「PCRの社会的検査を広げ、市民の命と暮らしを守ろうと訴える共産党を応援します」と述べました。
(「しんぶん赤旗」2021年3月16日より転載)