宮城県議会で女川原発(女川町、石巻市)再稼働賛成の請願が採択の動きがあるなか、再稼働に反対する山形県の3団体が10月21日に東北電力に要請しました。しあわせの脱原発ウォーキング(石沢光博、辻春男共同代表)、さようなら原発米沢(高橋寛代表)、さよなら原発酒田・飽海の会(本間正博会長)で、東北電力山形支店と同酒田営業所を訪れて樋口康二郎社長に宛て女川原発2号機の再稼働中止を求めました。
要望書は、「隣接県に生活する私たちは福島原発事故をわが事であった」と痛感したと指摘。同原発が「被災原発」で、事故を起こした福島第1原発と同じ「沸騰水マーク1型」で、福島原発事故の詳しい原因が津波か、地震か不明の段階で再稼働はあってはならないと強調しています。
さらに、三陸海岸は地震・津波の常襲地帯であり、住民が確実に避難できないことをあげ、▽処理できない放射能廃棄物を増やしてはならない▽脱原発、脱石炭に転換すること▽労働者の被曝(ひばく)をなくす―などを要望しました。
宮城県知事宛てにも同趣旨の要望書を郵送しました。
(「しんぶん赤旗」2020年10月22日より転載)