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大飯訴訟原告1963人に・・2次提訴 聖護院門主が陳述

関西電力大飯原発1~4号機(福井県おおい町)の運転差し止めを求め、国と関西電力の責任を追及しようと、市民ら856人が12月3日、京都地裁に第2次提訴を行いました。第1次(12年11月29日)と合わせ、原告は1963人になりました。

同日、第1次提訴の第2回口頭弁論が同地裁で行われ、聖護院門跡の宮城泰年門主(81)が意見陳述を行いました。

会見で宮城氏は、処理ができない放射性廃棄物を地中に埋めれば地球の命も自然をも壊すと指摘し、自然=山川草木(さんせんそうもく)の中に神仏性があるという思想にもとづき意見をのべたと話しました。

第2次原告の徳田幸子さん(69)=滋賀県大津市=、安倉弘志さん(72)=同=は、京都での訴訟運動を知り参加。安倉さんは「若狭の原発群から30キロ圏内。事故が起きて琵琶湖に被害があれば、県内だけでなく近畿に影響がある」と賛同の思いを語りました。

原告団の竹本修三団長は、福島県で生業(なりわい)訴訟の原告との交流も報告し、「地震国の日本で原発稼働は無理。われわれの世代で原発ゼロにしたい」と訴えました。

提訴に先立ち、60人を超える原告や弁護団らが、京都地裁のまわりをアピール行進。パーカッションのリズムに合わせて「原発いらない」「大飯は止めよう」「命を守ろう」と唱和しました。

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