首都圏反原発連合(反原連)は12月21日、首相官邸前抗議を行いました。日立の英国への原発輸出がとん挫。安倍政権による原発輸出路線の破綻があらわになりました。参加者は「世界のどこにも原発いらない」「日本からの輸出を絶対に許さない」と訴えました。
川崎市の男性(65)は、福島県会津若松市の出身といいます。「日立の輸出計画の破綻は、声をあげてきた私たちにとってはひとまず朗報です。安倍首相は、再稼働や輸出を狙っています。私にとって原発は命そのものの問題です。命を守るために、これからも声をあげていきたい」
国会正門前では、参加者から、安倍政権に原発輸出の断念を求める訴えが相次ぎました。
原発輸出反対の行動を続けてきた福永正明・岐阜女子大学客員教授は、日立の原発輸出のとん挫は「私たちの勝利だ」と強調。一方で、国内での新設・リプレース(建て替え)が狙われていると述べ、「再稼働も輸出も許さない、という声をさらに大きくしていこう」と呼びかけました。
この日は、380人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2018年12月22日より転載)