首都圏反原発連合(反原連)は23日、首相官邸前抗議を行いました。原子力規制委員会は、28日に運転開始から40年になる日本原子力発電の東海第2原発(茨城県)の20年延長を認めました。参加者は「老朽原発、今すぐ廃炉」「安倍政権は原発やめろ」と訴えました。
東京都江戸川区の女性(69)は「福島原発事故の被害者への賠償も不十分だし、核のごみの処理の見通しもないまま、東海第2原発の延長なんてありえない。安倍政権は原発輸出まで進めようとしている。本当に許せない」と憤りました。
首相官邸前、国会正門前の両エリアで参加者がスピーチしました。
国会正門前でマイクを握った参加者が「原発をなくすのは、次の世代の人たちへの責任だ」「私が政治に関心を持ち、関わるきっかけは、ここの抗議でした。引き続きみなさんと一緒に行動したい」「ドイツが原発ゼロに転換したのは、草の根の運動があったからです。どんな形でも粘り強く声をあげよう」と語りました。この日、420人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2018年11月24日より転載)