島根県原発・エネルギー問題県民連絡会は7月21日、中国電力が新規稼働を狙う島根原発3号機(同市)の国への審査申請を許さない緊急集会を松江駅前で開きました。集会後、参加者は「3号機稼働反対」「(同)2号機再稼働反対」などとコールしながらパレードしました。
同会の保母武彦事務局長があいさつし「仲間を増やして原発反対の運動を粘り強く進めていこう」と呼びかけました。
市民と野党の代表ら8人がリレートーク。
立憲民主党の白石恵子県議は「自民党などの会派が数の論理で(3号機の審査申請を了解する)賛成採決を強行した。知事の態度もあいまいで、(県議会は)非常に危うい状況にある」と強調しました。
長谷川稔鳥取県議(無所属)は、隣接する鳥取県にも立地県と同じ安全協定の締結を要求し、「発言できる鳥取県になることが島根原発をストップさせる大きな力になる。ともにたたかっていこう」と訴えました。
同原発から30キロ圏内の日本共産党議員団も発言しました。
参加した男性(67)は「原発は安全性が確立されていない危険極まりないもの。3号機の新規稼働などあり得ない」。別の男性(66)は「人の命がかかっている。3号機の稼働、2号機の再稼働を絶対に許してはならない」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2018年7月23日より転載)