東京電力は5月1日、福島第1原発の敷地内で、外国籍の技能実習生6人が働いていたことを明らかにしました。東電は昨年2月、関係省庁と協議の上、技能実習生を福島第1原発で働かせない方針を示していました。
東電によると、技能実習生を雇用していたのは、木やがれきなどを焼却する施設の建設作業の下請け会社。6人は昨年10~12月から今年4月下旬まで作業に従事していました。施設の建設場所は、被ばく量や在留資格などを確認しない放射線管理区域外で、作業に当たっての放射線教育も不要だったといいます。東電は6人の被ばく量を把握していません。
今後、福島第1原発の敷地内で働いていた技能実習生が他にいないか、元請け各社に確認するとしています。
(「しんぶん赤旗」2018年5月2日より転載)