新しい年も原発ゼロを訴えようと、東京都新宿区の西武線高田馬場駅周辺で1月5日、市民約600人によるデモがありました。「高田馬場☆ニューイヤー脱原発デモ」と題して今年で2回目。新たに原発の情報を隠す秘密保護法への反対も掲げました。
主催は、東京から埼玉まで西武線沿線地域の市民団体や個人でつくるネットワーク「反原発西武線沿線連合」。これまでも、沿線82カ所のいっせい宣伝などに取り組んできました。生活に身近な地域で、原発ゼロの声を広げる試みです。
デモ開始前には、参加者が最寄り駅ごとに新年の決意をリレートーク。司会の西武池袋線秋津駅(東京都東村山市)近くに住む女性(31)は、「頑張りを花開かせ、脱原発を実現する年にしよう」と語りました。
午後2時からのデモでは、「原発いらない」「命の問題を秘密にするな」と声をそろえて歩きました。東京都杉並区の女性(44)は、「安倍政権の原発推進や秘密保護法の強行採決に、はらわたが煮えくりかえった。押し返すぞと志を新たにしたくて、新年最初のデモに参加しました」と語りました。
早稲田大学近くの穴八幡宮を参拝した川崎市の女性(63)はデモを沿道から見守り、「原発をやめるにはどうしたらいいか悩んでいた。身近な地域で考えていくのはいいですね」と話しました。
行動には、日本共産党の吉良よし子参院議員も参加しました。