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伊方原発 運転差し止め/火山の影響で「立地不適」・・広島高裁命令 来年9月末まで

 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町、定期検査中)の運転差し止めを広島、愛媛両県の住民が求めた仮処分申請の即時抗告審で、広島高裁は12月13日、申し立てを却下した広島地裁の判断を取り消し、来年9月末までの運転差し止めを命じる決定を出しました。野々上友之裁判長は「阿蘇の過去の噴火で火砕流が到達した可能性は十分小さいと評価できず、原発の立地は認められない」と判断したもの。仮処分決定は直ちに効力が生じるため、四国電は決定が覆らない限り、来年2月の定期検査が終わっても運転を再開できません。四国電は異議を申し立てる方針。

“被爆地ヒロシマで”報告集会

 四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを認めた広島高裁の決定を受けて、裁判所前に「伊方3号機差止命令下る」「被爆地広島原発を止める」の垂れ幕が掲げられると、支援者から大きな拍手と歓声が上がりました。

 報告集会で河合弘之弁護士は「高裁での勝利はこれからの裁判の流れを大きく変える歴史的な成果だ」とのべ「火山事象に対する問題点は、全国の原発においても同様に当てはまる。他の原発でも同様に追及していく」と力を込めました。

 抗告人の一人、広島市の綱﨑健太さん(37)は「人生を狂わせた原発事故の被害者から話を聞いて、原発反対に立ち上がりました。原発も原爆もいりません」と語りました。

 東広島市の奈良直子さん(54)は「一人でも多く参加して原発反対の意思を伝えたいと参加しました。原発の恐ろしさを伝えていきたい」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2017年12月14日より転載)