首相官邸前で反原連が抗議
首都圏反原発連合(反原連)は29日、冷たい風が吹き抜けるなか、今年最後の首相官邸前抗議を行いました。原子力規制委員会が27日に東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の規制基準「適合」の審査書を決定したことに対して、「柏崎刈羽再稼働反対」「安倍晋三は原発やめろ」と抗議のコールを響かせました。
神奈川県湯河原町の男性(67)は「福島第1原発事故が収束していないことを見れば、東電に原発を動かす“適格性”なんてない。根っこにあるのは安倍政権の原発推進の方針です。来年もあきらめず、粘り強く声を上げていきます」。
官邸前エリアではコールに続き、参加者もマイクを握り「東電は福島第1原発で事故を防ぐ対策を怠った。過酷事故を起こす原発はやめるべきだ」「来年こそは原発ゼロに」と訴えました。
この日は、500人(主催者発表)が参加。日本共産党の吉良よし子参院議員が「安倍首相は自主避難者の切り捨てを進め、原発再稼働を推進している。原発のない日本へたたかい続ける」とスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2017年12月30日より転載)