東京電力福島第1原発事故による原発被害避難者訴訟第3陣の原告団・弁護団結成のつどいが8月5日、福島県いわき市内で開かれました。
政府や東電を相手に、「あやまれ、つぐなえ、なくせ放射能公害」をスローガンに、被害の原状回復措置を求めてたたかう福島原発被害弁護団(浜通り弁護団)が担当しています。この日は、弁護団と、浪江町、双葉町、楢葉町などから避難している原告がそれぞれ自己紹介し、裁判や運動の進め方について話し合いました。
第1陣は、双葉町や楢葉町などからの避難者39人が原告団となって、2012年12月に福島地裁いわき支部に集団提訴しました。
原告団長で、楢葉町の宝鏡寺住職、早川篤雄さんが「たくさんの仲間を大歓迎します。原発事故から6年余、楢葉町ひとつとっても避難指示が解除されても実際に戻った人は1割程度。避難者の肉体的・精神的なダメージは計り知れない。みなさんと一緒に頑張りたい」と連帯のあいさつをしました。
(「しんぶん赤旗」2017年8月7日より転載)