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“原発いらない” 川内即時停止訴え・・鹿児島 & 原発事故避難者支援継続を・・川崎

(写真)赤いメッセージカードを掲げ、「福島を忘れない」と唱和する参加者=3月12日、鹿児島中央駅東口広場

“原発いらない” 川内即時停止訴え・・鹿児島

 鹿児島県の「ストップ川内=せんだい=原発!3・11鹿児島実行委員会」は3月12日、福島原発事故から6年の節目に、全国に先駆けて再稼働された九州電力川内原発(薩摩川内市)即時停止と廃炉を求める集会を、鹿児島中央駅東口広場(鹿児島市)で開きました。県内各地から集まった参加者1300人が「福島を忘れない」と書かれたメッセージカードを手に、大通り約2キロをパレードしました。

 共同代表の樋之口洋一さん(県民医連会長)は「集会を大成功させ三反園訓知事と九電に川内原発停止を求める県民の強い意志を示し、全国の仲間と連帯して原発のない日本を実現させよう」と呼びかけました。

 原発から30キロ圏に入る6市の住民と、高レベル放射性廃棄物最終処分場の候補地となっている南大隅町の住民がリレートーク。薩摩川内市の鳥原良子さんは「住民の願いは、川内原発を廃炉にして、凍結している3号機増設を白紙撤回すること」と訴えました。原発事故で福島市から4人の子どもとともに鹿児島県へ避難したものの、2015年に川内原発が再稼働されるのを前に関西へ移住した西真紀子さん(47)は「電力会社や政府はどこまで国民をだまし、避難者を苦しめるのか。川内原発を止めましょう」と訴えました。

(「しんぶん赤旗」2017年3月13日より転載)


原発事故避難者支援継続を・・川崎

(写真)「原発なくそう未来のために」「避難者救おう生活守れ」とコールする参加者=3月12日、川崎市中原区

 川崎市中原区で3月12日、6回目の「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」が行われ、1500人が「原発やめよう」「再生可能エネルギーに変えよう」などと訴えました。

 集会では、福島県から川崎市幸区に避難している松本徳子(のりこ)さん(避難の協同センター共同代表)、小出裕章さん(元・京都大学原子炉実験所助教)、脱原発ソング「原発・アウト!」を歌う、さいたまんぞうさん(タレント)、市内で活動する団体の代表らがスピーチしました。

 松本氏は、今月末に国と福島県が避難指示区域外から避難した「自主避難者」への住宅無償提供を打ち切る問題で「私たちの(住む)権利を奪うもの」だと批判。「一人の避難者も路頭に迷うことのないよう頑張りたい」と訴えました。

 参加者は、住宅無償提供打ち切りをやめること、住民合意のない避難指示解除をやめることなどを求め、原発再稼働に反対する宣言を採択しました。

 一家で参加した女性(36)=中原区=は「事故で取り返しがつかないことになったのだから、原発は、もう動かしてはいけない」と話しました。

 日本共産党の、はたの君枝衆院議員(南関東比例・神奈川10区重複予定候補)、岡崎ゆたか衆院南関東比例・神奈川13区重複予定候補、自由党の樋高剛県連代表が参加しました。

(「しんぶん赤旗」2017年3月13日より転載)