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伊方運転差し止めを・・山口地裁支部に申し立て & 原発も首相もやめて・・反原連が官邸前行動 声あげ続ける & 東海第2原発の地宸審査終える 規制委

 四国電力の伊方原発(愛媛県伊方町)から30数キロ~40数キ口圏に住む山口県内の3人が3月3日、同原発3号機の運転差し止めを求める仮処分を山口地裁岩国支部に申し立てました。支援する「伊方原発をとめる山口裁判の会」は同日に岩国市で記者会見し、年内に提訴も目指す考えを示しました。

  弁護団の中村覚弁護士は、▽伊方原発の立地の危険性▽原発事故が起きれば、瀬戸内海の豊かな自然とその恩恵を受ける人々の暮らしが壊される▽島に住む申立人が直ちに避難するのは困難で、放射能汚染にさらされる、と強調。「上関(かみのせき)原発計画(山□県上関町)反対の運動とも連帯していきたい」とのべました。

 河合弘之弁護士(脱原発弁護団全国連絡会共同代表)は、同様の仮処分申請と訴訟が広島、愛媛、大分の各県でたたかわれているとし、「原子カムラの“ご本尊”と言える安倍首相の地元で申し立てる意義は大きい。申立人の後ろには多くの県民、支持者がいる」と力を込めました。

 同会の那須圭子(フォトジャーナリスト)、佐々木春代(グリーンコープやまぐち生活協同組合理事長)の両共同代表も「原発事故の汚染は境目なく広がる」(那須)、「子どもたちに原発のない未来を渡したい」(佐々木)と訴えました。

  (「しんぶん」赤旗2017年3月4日より転載)


原発も首相もやめて・・反原連が官邸前行動 声あげ続ける

「原発いらない、再稼働するな」と抗議する人たち=3月3日、首相官邸前

 東日本大震災・東京電力福島第1原発事故からまもなく6年となる3月3日夜、首都圏反原発連合(反原連)は、236回目の首相官邸前抗議を行いました。参加者は「再稼働反対」「原発やめて首相も辞めろ」とコールしました。

 川崎市の斎藤有子さん(66)は、再稼働推進に固執する安倍政権に対するいらだちを隠しません。「怒りがあったので久しぶりに参加した。原発だけでなく悪いことが進められそうで、黙っているわけにはいかない」

 神奈川県葉山町から駆けつけた女性(71)は「さようなら原発」のプラカードを掲げて参加。「福島の事故も処理できていないのに再稼働なんてありえない。原発は止めなければならない。安倍政権を許せない」と話しました。

 埼玉県内に住む女性(63)は「台湾は2025年の原発ゼロを決断した。この抗議を続けて再稼働を止めたい」と語りました。

 この日、750人(主催者発表)が参加。日本共産党の藤野保史衆院議員、岩渕友参院議員が国会正門前でスピーチしました。岩渕氏は自主避難者への住宅支援打ち切りに抗議し、「原発ゼロの実現まで声をあげ続ける」と訴えました。

 (「しんぶん」赤旗2017年3月4日より転載)


東海第2原発の地宸審査終える 規制委

 原子力規制委員会は3月3日、日本原子力発電の東海第2原発(茨城県)について新規制基準への適合性審査の会合を開き、地震関係の審査をほぼ終えました。

 審査のうちプラント関係以外では、火山の噴火で敷地内に降り積もる火山灰の厚さの評価などが残っています。

 同原発は1978年に運転を開始した老朽原発。施設内で燃えにくいケーブルを使っていないため、プラント関係の審査で火災防護対策の議論が続いています。

(「しんぶん」赤旗2017年3月4日より転載)