■2016年12月12日・・東京電力は、11月22日の福島県沖地震で福島第2原発2〜4号機の便用済み核燃料プールからあふれ出た水量を合計約478リットルだったと修正。これまで約485リットルとしていましたが、2号機原子炉建屋のポンプ室にできた水たまりの水量を推計し直しました。
■14日・・1号機原子炉で溶けた核燃料(デブリ)を冷却するための注水量を段階的に減らし始めました。注水量低減で、放射能汚染水の発生量を抑制し、建屋滞留水の処理の促進を目指します。来年3月末までに2、3号機の注水も順次低減。1〜3号機に合計で1日当たり約324トン注水していますが、同216トンまで減らす計画。
■14日・・4号機タービン建屋にある、放射能汚染水から塩分を取り除く淡水化装置の配管の接合部分から、水が漏えいしました。漏えい水は1メートル×1メートルの範囲に広がりました。放射線量は、空間線量と同等と説明。漏えいは3箇所、水滴が付き漏えいの疑いも3箇所ありました。同装置の別系の配管接合部分にも、にじみが確認されたといいます。
■16日・・人為的ミスによる1〜3号機の使用済み核燃料プール冷却停止(4日)と、3号機の原子炉注水停止(5日)について、東電が「原因と再発防止対策」を発表しました。
(「しんぶん赤旗」2016年12月18日より転載)