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島根原発 断層東端の説明・・規制委が求める

 中国電力島根原発2号機(松江市)について原子力規制委員会はい11月11日、新規制基準への適合性審査の会合を開き、同原発への影響が大きい活断層「宍道(しんじ)断層」について、断層東端の説明を改めて求めました。

 宍道断層は島根原発から21キロにある活断層。中国電は1月の審査会合で、断層の西端を3キロ西に延ばし、長さを22キロから25キロに延長すると説明。規制委も了承しました。

 11日の審査は、耐震設計の目安となる基準地震動(考慮される地震の揺れ)の議論でした。中国電は、宍道断層の長さを25キロにした地震動の評価を説明しました。規制委は、地震発生層の深さ、宍道断層の傾斜角度などの再検討を求めたほか、宍道断層の東端について「新知見がないのか整理して」と説明を求めました。

 宍道断層の長さをめぐっては、中国電は1998年に3号機の増設に伴う断層調査で初めて活断層と認め、長さを8キロと評価。その後、約10キロと訂正、2008年に約22キロと見直し、13年の適合性審査の申請でも22キロとしていました。

(「しんぶん」赤旗2016年11月13日より転載)