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“COP22inマラケシュ”・・森林の保護強化を議論

11月7日、COP22のモロッコ展示館で、森林保護をテーマに開催された討論会=マラケシュ(島崎桂撮影)
11月7日、COP22のモロッコ展示館で、森林保護をテーマに開催された討論会=マラケシュ(島崎桂撮影)

 【マラケシュ(モロッコ)=島崎桂

 当地で開催中の国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議(COP22)では、気候変動対策の一環として森林の保護・拡大の議論も活発に行われています。多くの国が森林保護を自国の温室効果ガス削減目標に組み込むなど、国際的な機運が高まっています。

 森林は、温室効果ガスである二酸化炭素(C02)の貴重な吸収源となっており、森林減少の停止は急務です。また、山火事が多発する米国西部で3~4週間にわたり大規模な山火事が続いた場合、発生するC02量は世界中の自動車が1年間に排出するC02量に匹敵するとの試算もあり、森林の適切な管理も重要課題です。

 世界約180の国や企業、NGOは現在。「森林に関するニューヨーク宣言」(2014年締結)に基づき、世界の自然林喪失を20年までに半減し、30年までに停止することを目指しています。

 モロッコ政府は7日、森林に関する会合の中、「森林の保全や復元、管理は、世界の持続可能な成長にとって不可欠だ」と主張。ニューヨーク宣言に加え、地中海沿岸からサハラ砂漠以南の森林保護を強化する新たな国際的枠組みを発表しました。

 別の会合では、ブラジル政府がアマゾン川流域の森林減少幅を30年までに90%削減する方針を表明しました。

 国連開発計画(UNDP)のクラーク総裁は、森林保護を自国の目標に据えた国が120力国以上に上ったことを歓迎。引き続く強化を呼びかけています。

(「しんぶん」赤旗2016年11月13日より転載)