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米山知事を誕生させ、原発再稼働ストップ、県民が主役の新しい県政つくろう・・新潟県知事選での志位委員長の訴え

 日本共産党の志位和夫委員長が10月7日、新潟県知事選(16日投票)の米山隆一候補を応援するために新潟駅前(新潟市)で行った演説(要旨)は、次の通りです。


(写真)訴える志位和夫委員長=10月7日、新潟駅前
(写真)訴える志位和夫委員長=10月7日、新潟駅前

 こんばんは。日本共産党の志位和夫です。米山隆一さんを新潟県の新しいリーダーにとお願いするために駆け付けました。どうかよろしくお願いいたします。(拍手)

野党と市民が本気で力合わせれば、力は何倍にも

 参院選(新潟選挙区)では森裕子さんが見事に勝利しました。野党と市民が本気で力を合わせれば、その力は何倍にもなり、首相官邸、与党挙げての攻撃をはね返し、勝利できることを証明しました。(「そうだ」の声、拍手)

 知事選挙では、野党と市民の共闘をさらに大きく発展させ、米山隆一さんを必ず新潟県知事に押し上げようではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

柏崎刈羽原発の再稼働問題――「福島原発事故の検証なしに再稼働の議論はできない」は当たり前の主張

 この知事選の最大の争点は、(東京電力)柏崎刈羽原発の再稼働問題です。

 米山隆一さんは、「福島原発事故の検証なしに再稼働の議論はできない」という泉田知事の路線をしっかり引き継ぐことを公約にしています。これは、立場の違いを超え、誰がどう考えても、道理ある、当たり前の主張ではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

 柏崎刈羽原発とはどんな原発でしょうか。事故を起こした福島原発と同じ沸騰水型の原発です。6、7号機は出力135万キロワット。日本最大級の原発で、事故を起こした福島第1原発1~4号機と比べるとほぼ2倍もの巨大原発です。事故が起きれば危険も2倍ということになります。さらに、毎日3300トンもの大量の地下水をくみ上げています。福島原発の4倍もの地下水です。2007年の中越沖地震のさいには液状化が起きましたが、仮に大事故となれば汚染水は4倍にもなる危険があります。東電は、福島原発事故のメルトダウン(炉心溶融)を3日後に把握していながら5年間も隠していました。こんな隠蔽(いんぺい)体質の東電をどうやって信頼せよというのか。「検証なしに再稼働なし」はあまりに当たり前、県民のみなさんの誰もが賛成できることではないでしょうか。

 米山さんは、1999年の東海村JCO事故のさい、放射線医学総合研究所の当直医だったとのことです。労働者が大量の放射能を浴びた事故です。あまりに被曝(ひばく)がひどいので診る間もなく、東大のICU(集中治療室)に運ばれ、亡くなった。米山さんは、「本当に悲惨だった。そんな人をもう二度とつくってはいけない」と決意を語っています。放射線科医として、放射能の恐ろしさを誰よりも知りぬいている。こういう方こそ、原発から県民の命と安全を守る上で最適の方ではないでしょうか。(拍手)

 自民党推薦の候補は、再稼働について語ろうとしません。しかし、推薦状を出した安倍(晋三)首相は全国の原発再稼働の張本人です。推薦する自民党は県連大会で原発再稼働を求める決議を上げました。万一、知事になれば、国と電力会社いいなりに再稼働にゴーサインを出すことになることは明らかです。

 福島原発事故から5年半。いまなお8万8千人が避難生活をおくっています。少なくない方が故郷を奪われました。二度と繰り返してはなりません。故郷新潟を守れ――どうか、こぞって米山隆一さんにその願いを託してください。(拍手)

政府の言い分が総崩れのTPP――日本に誇る新潟のコメと農業を守ろう

 TPP(環太平洋連携協定)問題も大争点です。

 国会論戦を通じて、政府の言い分には一かけらの道理もないことは明らかになっています。「国会決議」では、農産物重要5項目――コメ、麦、牛・豚肉、乳製品、砂糖は「聖域」とされていますが、3割の品目で関税が撤廃されます。残る7割でも関税が引き下げられるなど「無傷の品目は一つもない」ことを政府も認めました。

 「黒塗り資料」に象徴される異常な秘密主義。くわえて、大問題が発覚しました。輸入米の価格が偽装されていたんです。政府は「輸入米の販売価格は国産米と同じ水準になる。だからTPPはコメに影響ない」と説明していました。ところが、輸入米が「60キロで最大3600円」も安く売られていたことが判明しました。政府の言い分は総崩れとなっています。(「そうだ」の声、拍手)

 米山さんの法定ビラを見ますと、「好きな食べ物」は「炊き立てのご飯」とあります。「生まれ」は「魚沼」。新潟のコメと農業を守るのに最適の方ではないですか。米山さん勝利でTPP協定ストップ、日本に誇る新潟のコメと農業を守りぬこうではありませんか。(拍手)

地方自治の精神が輝く米山さんの政策――「子育て・医療・介護・福祉日本一の県政」の願い託そう

 新潟県政をどうするか。

 米山さんは、「子育て支援、医療、介護、福祉の安心・充実日本一の新潟県」をと訴えています。

 米山さんの政策を拝見しますと、医師・弁護士として地域の人々に寄り添って頑張ってきた体験からつくられたものだと感じます。「東京で救える命が新潟で救えないことなどあってはならない」。米山さんは、こういって医師、看護師を増やすと公約に掲げています。そこには地域で頑張ってきた体験がきざまれています。(拍手)

 もう一つは、米山さんが、「医療、介護の制度をつくるのは国だが、実際に仕事をするのは自治体。予算の工夫で良いものにできるはず」と強調されていることです。国がやらないことでも、住民の切実な願いがあれば、自治体独自の仕事を行う。米山さんの公約では、介護職員の待遇改善、中小企業支援による最低賃金引き上げ、新潟版「給付型奨学金」――新潟独自の政策が打ち出されており、ここには地方自治の精神が輝いています。

 米山さんに「子育て支援、医療、介護、福祉の安心・充実日本一の新潟県」を託そうではありませんか。(拍手)

野党と市民の共闘で「住民が主役」の新しい自治体――この流れを大きく発展させよう

 いま、全国各地で野党と市民の共闘で、住民が主役の新しい自治体が広がっています。沖縄県では、翁長(雄志)知事を先頭に「基地のない平和な沖縄」をめざす島ぐるみのたたかいが大きく発展しています。岩手県は、達増(拓也)知事を先頭に被災者支援ですばらしい仕事をしています。鹿児島県では、新しく当選した三反園(訓)知事が川内原発停止を申し入れるなど、県民の命と安全最優先の県政が始まっています。

 全国で起こっているこの未来ある流れを、新潟で大きく発展させようではありませんか。この新潟から、野党と市民がみんなで力を合わせ、米山隆一知事を誕生させ、原発再稼働を止め、県民が主役の新しい県政をつくろうではありませんか。新潟から日本を変えようではありませんか。(「がんばろう」の声、大きな拍手)

(「しんぶん赤旗」2016年10月8日より転載)