九州電力川内(せんだい)原発1号機が定期検査で約2ヵ月にわたり停止する中、「とめよう原発!かごしまの会」は10月6日、三反園訓知事が公約に掲げる「原子力問題検討委員会(仮称)」を早急に設置し、専門家を交えた議論を行い、その結論を定期点検後の再稼働の判断に役立てるよう知事あてに要請しました。
会の平良行雄代表ら9人が県の原子力安全対策課を訪れ、検討委員会の中に運営委員会と、▽プラントの健全性▽地震評価・基準地震動▽避難計画について検討する専門部会を早急に股置し、遅くとも10月下旬には1回目の会議を開くことなどを提案しました。
7月の県知事選では、川内原発の停止を九電に申し入れることや「原子力問題検討委員会(仮称)」を県庁内に設置することなどを三反園氏と政策合意し、同会の平良代表は立候補を取り下げました。平良代表は、「政策合意を交わした立場として、私も政策合意を守らないといけない立場にいる。政策合意に基づき知事と手を取りあい原発をなくしていく道に進んでいきたい」と語りました。
三反園氏は就任後2度にわたり九電に同原発の停止を申し入れましたが、九電は拒否。検討委員会については県議会9月定例会で提案していません。
(「しんぶん」赤旗2016年10月7日より転載)