東京電力は2月5日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の海水や地下水に含まれる放射性物質ストロンチウム90の濃度の測定値を公表していなかった問題について、測定器に問題があったことを明らかにしました。
東電は、港湾内海水、地下水に含まれるストロンチウム90の値を昨年(2013年)6月採取分以降は公表していませんでした。1月8日の会見で、ストロンチウム90のデータの一部で全ベータ(ベータ線を出す放射性物質)を上回る値が測定されていると説明。全ベータはストロンチウム90も含むため、本来なら上回ることはありません。数値の非公表はデータの矛盾が理由だとしていました。
今回、特定の測定器の感度が設定値より高いことが判明。別の測定器より3割くらい高い値が出ることがわかりました。
東電は、測定器を定期的に点検していましたが、測定感度は調べていませんでした。この測定器は測定感度の調整が済むまで使用しないとしています。