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もんじゅ「活断層でない」・・規制委チームが評価書案了承

 原子炉直下の断層が活断層ではないかと指摘されている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、原子力規制委員会の専門家チームは7月4日、敷地内の断層は「活断層ではないと判断する」との評価書案を了承しました。今後、他の専門家で議論し最終的な評価書をまとめ、規制委に報告します。

 「もんじゅ」の建屋直下には8本の断層があります。敷地の西約500メートルには長さ約15キロメートルの活断層「白木(しらき)—丹生(にゅう)断層」が南北に走っており、敷地内の断層と一緒に動く可能性や、敷地南東方向にある線状地形がどこまで延長しているかが焦点になっていました。

 評価書案によると、原子炉直下にある断層のうち、最も長い「a破砕帯」(断層)の延長部とみられる破砕帯を評価し、活断層を否定しました。敷地南東方向の線状地形については、断層ではなく「浸食地形の可能性が高い」と判断しました。

 また、白木—丹生断層による活動の影響は海域の調査から200〜300メートル東側に及ぶものの、「もんじゅ」の敷地内に及んだ痕跡はないとしました。

 「もんじゅ」については、1万点近くの機器点検漏れが発覚し、その後も違反行為が相次ぎ、規制委が文科相に対し、原子力機構に代わる新たな運営主体を示すよう勧告しています。

(「しんぶん赤旗」2016年7月5日より転載)