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“東電福島第1原発 この1週間”・・依然、汚染水漏えいつづく

6月26日午前8時15分頃、パトロール中の協力企業作業員がG6タンクエリアB1タンク側面から の水の滴下を発見した(東電提供=引用、山本雅彦)
6月26日午前8時15分頃、パトロール中の協力企業作業員がG6タンクエリアB1タンク側面から の水の滴下を発見した(東電提供)

■6月26日 処理途中の高濃度の放射能汚染水(ストロンチウム処理水)をためている組み立て型タンク(容量500トン)の接続部からの漏えいが見つかりました(写真=東京電力提供)。東京電力は、漏えい量は最大で約72リットルいと推定しています。ストロンチウム処理水の総量は約18万トン(6月23日現在)。漏えいリスクの低い溶接型タンクの建設が汚染水の増加に追いつかないため、東電は、過去に漏えい事故が頻発した組み立て型(フランジ型)タンクを継続使用する対応をとっています(4月11日時点で約6万4000訪トンのストロンチウム処理水を貯留)。今年度の早い時期に処理するとしていますが、見通しはたっていません。

■27日 1号機原子炉建屋カバー解体工事に従事していた関連企業の作業員が、装置とレールの間に人さし指を挟まれて負傷。搬送先の病院で、右示指切断(つめの根元から指先の切断)と診断されました。

■28日 下請け企業向けの休憩施設や信号機などにつながる系統が停電した影響で、陸側遮水壁(凍土壁)の冷却機能の一部が停止しました。凍土壁の運用を開始した3月末以来、トラブルは初めて。汚染水処理装置や中性子線監視装置なども停止しました。凍土壁関連設備は29日午後に復旧が完了。停電の原因について東電は、後で現場を調べたところ、しずくが垂れた跡があったことから、湿気で結露が生じて高圧配電盤がショートしたと推定しています。

■29日 事故当初、当時の東電社長が「炉心溶融(メルトダウン)」という言葉を使わないよう指示していた問題で、福島県議会が国に真相究明を求める意見書を全会一致で採択しました。

■30日 1号機原子炉建屋上部のがれき撤去に向け、ダスト飛散抑制のための散水設備(14日設置完了)の噴霧試験を終え、運用を開始しました。強風が予想される場合に散水します。

■30日 汚染土再利用の方針を決定・・環境省は6月3日、東京電力福島1原発事故後の除染で出た福島県内の汚染土について、放射性物質の濃度が1キログラム当たり8000ベクレル以下に下がったものを道路整備などで再利用する基本方針を正式決定し、公表しました。

■7月1日 内田俊志新所長が就任しました。

(「しんぶん赤旗」2016年7月4日より転載)