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原発なくすまで声あげる・・官邸前行動 5野党代表が参加/志位委員長スピーチ

    (写真)原発再稼働反対、原発をゼロにと抗議行動する人たち。スピーチするのは志位和夫委員長=3月11日、国会正門前(写真)原発再稼働反対、原発をゼロにと抗議行動する人たち。スピーチするのは志位和夫委員長=3月11日、国会正門前

 東京電力福島第1原発事故から5年の3月11日夜、首都圏反原発連合(反原連)は、187回目の首相官邸前抗議行動を行いました。主催者あいさつでミサオ・レッドウルフさんは、大津地裁が高浜原発運転停止の決定をしたことにふれ、「この決定は、大きな希望です。政府の政策を転換させ、原発をなくすまで、声をあげ続けます」と訴えました。

 この日は、共産、民主、維新、生活、社民の5野党代表が訴えました。共産党の志位和夫委員長は、4年にわたる官邸前のたたかいが全国各地に広がり、国民世論を大きく変えたとのべ、「野党共闘を必ず成功させて、選挙に勝ち、安倍政権を倒そう。力を合わせて再稼働をとめ、原発ゼロの日本をつくろう」と呼びかけました。 (志位委員長のスピーチ)

 福島の被災者や著名人がスピーチしました。

 「いわき放射能市民測定室たらちね」事務局長の鈴木薫さんは「みなさんが声をあげていることは大きな激励です」と発言。精神科医の香山リカさんは「原発事故は人の一生をめちゃくちゃにしてしまう。立場を超えて、原発を止めるために声をあげていこう」と語りました。上智大学教授の中野晃一さんは「金曜の抗議行動を続けてきたみなさんが声をあげる通路をつくってくれた。これからも一緒に声をあげていきましょう」と話しました。

 厳しい冷え込みのなか、官邸前と国会正門前でおこなわれた抗議行動には6000人(主催者発表)が参加しました。


 

志位委員長スピーチ

 11日に開かれた原発再稼働反対の首相官邸前抗議行動で日本共産党の志位和夫委員長が行ったスピーチは次の通りです。

 みなさん、こんばんは(「こんばんは」の声)。共産党の志位和夫です。

 大震災と原発事故から5年という節目の日にあたって、私は、犠牲になられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災者のみなさんにお見舞いを申し上げます。

すべての被害者の生活再建まで、 国と東電は等しく支援せよ

 私は、今月の6日に、福島県二本松市に伺い、福島復興と原発ゼロをめざすシンポジウムに参加する機会がありましたが、楢葉(ならは)町で障害者施設長をされている女性の訴えに、胸がつぶれる思いでした。

 「海あり、川あり、山ありの自然豊かな楢葉町。原発事故は、その日常生活のすべてを断ち切り、生きがいも、つながりも奪いました。それなのに政府、東電は福島第2原発廃炉も決めず、再稼働を進める。許せません。楢葉町の現実を見てください。必死で生きる私たちを忘れないでください」

 原発再稼働のために、除染と賠償の打ち切りなど、原発事故を「終わったもの」とする安倍政権の姿勢は許せません(「そうだ」の声)。すべての被害者が生活と生業(なりわい)を再建できるまで、国と東京電力が責任をもって等しく支援せよ――このことを強く求めていこうではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

たたかいは全国各地に広がり、 国民世論を大きく変えた

 2012年3月に始まった首相官邸前の抗議行動は、今日で187回と聞きました。雨の日も風の日も、粘り強く行動を続けてきた首都圏反原発連合のみなさんの頑張りに、心からの敬意を申し上げたいと思います。(拍手、口笛)

 このたたかいは全国各地に広がり、国民世論を大きく変えました。

 どの世論調査でも、再稼働反対は5~6割です。「原発安全神話」は国民のなかでは完全に崩壊したのではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

 たたかいの力が、再稼働への圧力となり、2013年から15年にかけて2年にわたって「稼働原発ゼロ」となりました。日本社会は原発なしでもやっていけることが、すっかり明らかになったではないでしょうか。(「そうだ」の声)

 9日、大津地裁は、高浜原発停止を命じた仮処分を決定しました。福島原発事故の原因究明が今なお道半ばのもとで、新規制基準に適合したからといって安全とはいえない。こう裁判所は断じました。国民世論が大きく変化するなかで、司法の良識が働きました。安倍政権はこの決定を重く受け止め、全国の原発の再稼働を中止せよ――この声を突き付けようではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

野党共闘を成功させ、 選挙に勝ち、 安倍政権を倒そう

 4年前、官邸前で始まった抗議運動は、一人ひとりの国民が、主権者として、主体的・自発的に声をあげ、立ち上がる、戦後かつてない市民運動となって、さまざまな分野で豊かに発展しています。

 昨年から今年にかけて安保法制=戦争法に反対するたたかいが、空前の規模で広がりました。そのたたかいの中から「野党は共闘」という声が広がり、その声に背中を押されて、2月19日、5野党党首会談で、安保法制廃止を共通の目標に、国政選挙で選挙協力を行うという画期的な合意が交わされました。

 野党共闘を必ず成功させて、選挙に勝ち、安倍政権を倒そうではありませんか(「そうだ」の声、拍手)。力合わせて再稼働を止め、「原発ゼロの日本」をつくろうではありませんか。日本の政治に立憲主義、民主主義、平和主義を取り戻そうではありませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

(「しんぶん赤旗」2016年3月12日より転載)