滋賀県の住民らが関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働差し止めを求めた仮処分申請で、大津地裁(山本善彦裁判長)は12月15日、住民と関電から意見を聴く審尋を終了しました。住民側弁護士によると、来年3月にも判断が出る見通しです。仮処分は住民29人が今年1月に申請。15日は4回目の審尋でした。
弁護団によると、住民側が提出した早期終結を求める上申書に対し、関電は「反論したいことがある」と主張。山本裁判長は1月末までに反論を書面で提出するよう求め、それを見た上で判断する意向を示したといいます。
(「しんぶん赤旗」2015年12月17日より転載)