集会後映画上映
京都地裁における大飯原発の差し止めを求める訴訟と、福島の原発事故による被害に対して損害賠償を求める京都訴訟の支援の輪を広げ、勝利しようと8月1日、京都市下京区で「京都原発裁判支援ネット」の設立集会が開かれました。支援者ら約90人が参加しました。
大飯原発差し止め訴訟の竹本修三原告団長があいさつ。原発賠償京都訴訟の原告らが報告と訴えを行いました。
福島県いわき市から2人の子どもと避難している高木久美子さん(49)は「避難してきて、(放射能におびえることなく)青空の下で洗履物を干せることが一番嬉(うれ)しい」と語りました。
避難先の住宅の無償提供が打ち切られようとしていることについて、高木さんは「子どもの健康を考え、放射能の被ばくから守ろうと、経済的に余裕はないが避難してきた。住宅の無償提供は避難者にとって命綱です」と訴え、長期の無償提供を求め、引き続き声を上げたいと語りました。
集会後、弁護士の河合弘之氏が監督を務めたドキュメンタリー映画「日本と原発 私たちは原発で幸せですか?」が上映されました。
(「しんぶん赤旗」2015年8月3日より転載)