九州電力は7月31日、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)を早ければ8月10日にも再稼働させる方針を原子力規制委員会に伝えました。1号機の起動は、定期検査で停止した11年5月以来。
九電は起動の数日後、タービンと接続して発電を開始、約1カ月の試運転を経て、問題がなければ営業運転に移行します。
大型がれき あす撤去へ・・3号機プール
東京電力は7月30日、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プール内に沈む重さ約20トンの大型がれき(燃料交換機)を8月2日に撤去すると発表しました。がれきを落下させた場合、プールで保管している核燃料が損傷する恐れもあり、同日は他の作業を中断して撤去に集中するなど慎重に実施します。
3号機では、事故時の水素爆発で建屋上部が吹き飛び、最上階にある燃料プールやその周囲にがれきが散乱しました。プールには核燃料566体が残っています。
3号機のがれき撤去作業では、昨年8月に重さ約400トンのがれきをプールに落とすトラブルがありました。
(「しんぶん赤旗」2015年8月1日より転載)