原発再稼働について議論する討論集会「高浜原発再稼働の是非を問う」が7月17日、大阪市内で聞かれました。脱原発政策実現全国ネットワーク関西・福井ブロックが主催しました。
集会には、日本共産党の辰巳孝太郎、社民党の福島瑞穂両参院議員、経済産業省の担当者が参加。関西電力は呼びかけに応じませんでした。
参加者からの「原発と自然エネルギーのどちらが安全か」との質問に、担当者は「どちらが安全かは答えられない」とのべ、会場から「信じられない」などの声が上がりました。
辰巳氏は、担当者が「可能な限り原発に依存しない」と述べたことについて、衆院の審議で宮沢洋一経産相が約30基の再稼働を見込んでいると答弁したと指摘。「今、動いている原発はゼロだ。可能な限り原発に依存しないというなら、再稼働を見込んでいるのは矛盾するのではないか」と追及しました。
担当者はまともに答えず、これには「依存しないと言っているんだから、原発はいらないだろ」と厳しい意見が相次ぎました。
参加者からの「原発の新増設はしないのか」との質問に、経産省は「″現時点では想定していない″という総理の答弁通り」と将来的な増設の可能性を否定しませんでした。
(「しんぶん赤旗」2015年7月18日より転載)