原子力規制委員会は7月8日の定例会合で、緊急作業時の被ばく限度をこれまでの100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げる規則等の改正案を了承し、放射線審議会に諮問することを決めました。
改正案に関して規制委は、5月からパブリックコメントを実施し、161件の応募がありました。緊急作業時に従事する意思を事前に書面で確認することに「強要に近い状況になることが強く想定される」などの意見が示されました。規制委は、放射線審議会での答申を受けて規則等改正を決定し、2016年の4月施行を予定しています。
(「しんぶん赤旗」2015年7月9日より転載)