今年(2015年)2月に原子力規制委員会が行った関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の設置変更許可に対し、行政不服審査法に基づく3件の異議申し立てが行われていることがわかりました。4月15日に開かれた規制委の定例会合で報告されたもの。いずれも規制委の許可処分の取り消しを求めています。
規制委は今後、非公開で審理し、資料や議事録も非公開とすることを決めました。資料と議事要旨を決定後に公開するとしています。
3月20日に提出された申し立ては、原子炉等規制法で規制基準が「災害の防止上支障がないもの」と定められているにもかかわらず
規制委の田中俊一委員長が「基準に適合していても安全だとは言わない」とのべていることについて、規制基準が原子炉等規制法を満たしていないと指摘しています。
さらに、規制基準には立地審査指針の見直しもなく、同指針を組み入れてもいない、避難計画の審査がない、過酷事故対策の不十分さがある、など重大な問題があるとしています。また、許可に先立って行われた意見公募の意見の大部分が却下され、最終審査書に反映されていないと指摘しています。
4月10日には、先の申し立てとほぼ同様の申し立てが1件ありました。さらに同日、新たな規制基準で求めている充填ポンプと高圧注水ポンプの独立性が確保されていないとして、許可は違法だとする申し立てが1件なされています。
(「しんぶん赤旗」2015年4月16日より転載)