日本共産党の志位和夫委員長は4月4日、党県議席空白の静岡、愛知両県に入り、静岡市、浜松市、豊橋市の3カ所で「共産党県議を取り戻して、県民の声を議会に届ける議席をつくりましょう」と精力的に訴えました。
「戦争いや! 暴走止めて!」。色とりどりの横断幕が各地で広がりました。志位氏や候補者が宣伝カーに登壇すると、「頑張れ!」の声とやまない大きな拍手。静岡市ではテレビカメラが6台ずらりと並び、演説が始まると路地の方まで人垣がのび、真剣な表情で演説に耳を傾ける姿がみられました。浜松市では、駅前広場の一画をぎっしりと聴衆が埋め、演説が始まると足を止める人がふえ、終了後は握手を求める人が引きも切らず。
日本共産党の志位和夫委員長は4日、党県議席空白の静岡、愛知両県に入り、静岡市、浜松市、豊橋市の3カ所で「共産党県議を取り戻して、県民の声を議会に届ける議席をつくりましょう」と精力的に訴えました。
「戦争いや! 暴走止めて!」。色とりどりの横断幕が各地で広がりました。志位氏や候補者が宣伝カーに登壇すると、「頑張れ!」の声とやまない大きな拍手。静岡市ではテレビカメラが6台ずらりと並び、演説が始まると路地の方まで人垣がのび、真剣な表情で演説に耳を傾ける姿がみられました。浜松市では、駅前広場の一画をぎっしりと聴衆が埋め、演説が始まると足を止める人がふえ、終了後は握手を求める人が引きも切らず。
愛知県豊橋市では、駅前ロータリーに止めた宣伝カーを2階のデッキから見下ろすようにぐるりと聴衆が取り囲み、向かいのバス停には詰めた聴衆が二重三重の列をなしました。
訴えで志位氏は、安倍政権の暴走政治―「海外で戦争する国」づくり、「世界で一番企業が活躍しやすい国」づくり―を批判し、「安倍政権の暴走政治に『ストップ』の声をあげ、首相官邸を大包囲しよう」と力強く呼びかけました。
このなかで志位氏は、前日に安倍内閣が閣議決定し国会に提出した「残業代ゼロ」法案に言及。「こんな法律ができたら、過労死が増えるのは火をみるより明らかです」と厳しく指摘し、経団連・経済同友会役員企業の35社中28社が「過労死ライン」=月80時間を超える残業協定を結んでいる実態を示しました。
これを「異常だと思わないか」と何度問うても、かたくなに「異常だ」と口にしない首相に対し、“異常を異常と言えない、あなたが異常だ”と問い詰めた自らの国会論戦も紹介。「残業時間の上限を法律で規制し『過労死ゼロ』の日本をつくっていきましょう。『国民が世界で一番暮らしやすい国』をつくりましょう。その願いを共産党に託してください」と訴えると、大きな拍手にわきました。
街頭演説で志位氏は、知事提案のほぼすべてに賛成する「オール与党」「議論なし」の静岡県議会のもとで、党議席回復が県民にとってどういう意味をもつかを三つの角度―(1)浜岡原発再稼働ストップ、廃炉を実現する議席(2)県政のゆがみをただす議席(3)県議会に共産党がいるといないでは天と地の差―から太く押し出しました。
このなかで、巨大地震の想定震源域の真上に立つ「世界一危険な原発」=浜岡原発(御前崎市)の問題を取り上げました。浜岡原発をめぐっては、県内自治体の過半数が再稼働反対や廃炉を求め、県民世論調査でも「停止継続」「廃炉」を求める声が68%にのぼります。自民・公明・民主どの党も県議会で「再稼働せず、このまま廃炉」を主張しません。
志位氏が、「中部電力の立場に立って、再稼働を事実上推進する。こんな勢力に負けられません。『再稼働ストップ、ただちに廃炉』の一票を日本共産党にお寄せください」と訴えると、ひときわ大きな拍手があがりました。
志位氏は「今度の選挙で、地方で躍進の花を開かせたい。そして来年の参院選で850万票を獲得してさらに躍進を勝ち取りたい。そこまで躍進すると、『国民が主人公』の民主連合政府がみえてきます。その時代をご一緒につくりましょう。日本共産党躍進の大波を起こしてください」と力を込めて訴えると、鳴りやまない大きな拍手に包まれました。
街頭演説では、静岡の県議候補も訴えました。
もり大介県議候補は静岡市葵区の繁華街で鈴木ちか県議候補(駿河区)とともに、「立候補の最大の動機は浜岡原発の再稼働をやめさせ、廃炉にすることです。静岡県を再生可能エネルギー先進県に」と気迫を込めて訴えました。
ひらが高成県議候補は浜松駅北口で「一貫して自民支持だったという男性が『戦争反対の一点で今回は共産党』と言われました。戦争する国にはさせません」と強調しました。浜松市議6候補を代表して北島さだむ候補(浜北区)も訴えました。
愛知県では、しもおく奈歩県議候補が豊橋駅東口(豊橋市)で「安倍首相は残業代ゼロ法案を決め、非正規を増やし、今度は戦場へ行けと言います。ブラック企業を規制し、若者を戦場に送らせない1票を私に」と力を込めました。
(「しんぶん赤旗」201年5月4日5より転載)