東京電力福島第1原発で放射性物質に汚染された雨水が外洋に流出しているデータが公表されていなかった問題で、東電は3月30日、同原発の全ての放射線データを公開すると発表しました。公開を始める時期は明らかにしていません。
姉川尚史常務は記者会見で、これまで未公表だった放射線データとして「作業する場所の空間線量や建屋周りの汚染の状況を測定したものがある」と説明。規模としては既に公表しているデータの分量以上になるとの見方を示しました。
福島第1原発 IAEAが調査団派遣へ
国際原子力機関IAEA)は3月30日、東京電力福島第1原発の汚染水対策を調べる専門家チームを4月17〜21日に日本に派遣すると発表しました。専門家チームは滞在中、同原発を訪問。経済産業省や東電と汚染水対策をめぐり意見交換します。(時事)
(「しんぶん赤旗」2015年3月31日より転載)